コード EE32-01
系列 系列:人間関係
授業科目 職業社会学1
副題
副専攻 E1
担当者 大槻 奈巳
単位 2
期・曜時 後期 火3
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 職業は人々にとって、社会にとってどのような意味を持っているのかを理解する。また、女性が働く社会構造についてジェンダーの視点から考える。
課題・評価
 定期試験、出席、レポートにより評価する。
テキスト
 佐藤博樹、佐藤厚編『仕事の社会学』有斐閣ブックス2004年
参考文献
 授業中に随時紹介する。
受講生への要望
 自分なりの問題意識を持ち、自分自身で考えながら受講してください。
授業計画
 従来「産業の変化」が「社会生活の変化」をもたらすと考えられていたが、高度成長期以降、「社会生活の変化」が「産業の変化」をもたらしているのではないかとも考えられている。もともと産業と生活は循環的な関係にあるので、その変化の主導権がどちらにあるかを明らかにすることは困難であるが、循環的な関係にあることを念頭に、「産業構造の変化」→「職業構造の変化」→「社会生活の変化」の流れの中で、人々にとって「職業」の位置付けがどの様に変化しているのか、「職業」の意味はどのような構造において生み出されているのかを考える。

 講義は以下のような内容を柱に行う。
○「職業」の意味、「職業」の意義:人々は仕事に何を求めるか、「職業」と個人のかかわり
○技術革新と仕事・職場の変化:テイラリズムからテレワークまでどんな変化がおきているのか
○能力開発とキャリア:これからのキャリア形成のありかたを考える
○日本的雇用システムの変化:どんな変化がおきているのか、女性にとってどんな意味をもつのか
○性別職務分離の形成:なぜ仕事の割り当てが異なるのか
○学校から職場:フリーターはなぜ生まれたのか

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