コード
EB13-01
系列
系列:人間関係
授業科目
社会心理学特講3
副題
(うわさの社会心理学)
副専攻
E1
担当者
川上 善郎
単位
2
期・曜時
前期 集中
対象学年
3・4年
特記事項
授業概要
インターネットを中心とした現代の情報社会の中で、もっとも古いメディアである「うわさ」がどのような働きをするかについて考えたい。1.パーソナル・コミュニケーションを通した情報伝達の基本的な特徴、2.うわさという集合コミュニケーションの社会心理学的特質、さらに3.インターネットなどの新しいメディアのメディア特性について理解することにおく。
課題・評価
うわさに関するレポート(70%)と議論への参加度(10%)、および出席(20%)
テキスト
川上善郎「うわさが走る」サイエンス社、1997
参考文献
川上善郎(編)情報行動の社会心理学、北大路書房、2001
受講生への要望
議論への積極的な参加を希望します。
授業計画
1.うわさと社会心理。うわさの分類、うわさの社会心理学的特質について講義する。
2.流言としてのうわさ。社会情報としての「うわさ」について具体的な事例を含めて話す。
3.ゴシップとしてのうわさ。身近なゴシップの社会心理学的機能について考える。
4.都市伝説としてのうわさ。世界にひろがる都市伝説。楽しみとしてのうわさを講義する。
5.うわさとマーケッティング。口コミを通した消費者行動に焦点をある。ヒット商品などの誕生の秘密をさぐる。
6.スキャンダルとしてのうわさ。ワイドショーを中心に流されるスキャンダルを解剖する。
7.マスメディアの中のうわさ。ニュースの流れを規定するパーソナル・コミュニケーションの力を検証する。
8.電子メディアの特質。インターネットなどの電子メディア特性について講義する。
9.インターネットとうわさ。メディア社会の「うわさ」について実例を中心に講義する。
10.うわさをめぐるディスカション「身近なうわさ、インターネットで探したうわさ」を持ち寄り議論する。
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