コード DG52-01
系列 系列:西洋史
授業科目 西洋史演習Ⅱ・Ⅲ-2
副題 (たまには「革命」について考えてみよう)
副専攻
担当者 小泉 徹
単位 4
期・曜時 通年 水3
対象学年 3・4年
特記事項

授業概要
 かつて「市民革命」は「近代社会」にとってもっとも重要な画期とされ、それに関する研究は近代史研究の主要部分を占めていました。その後「市民革命」という概念に疑問が提出され、また社会主義諸国が崩壊したことにともなって、「革命」という用語自体が次第に用いられなくなりつつあります。この授業では、現在のイギリス革命研究の最前線を探ることによって、「革命」について再考したいと思います。
課題・評価
 出席、報告、発言、課題提出により総合的に評価します。
テキスト
 リチャードソン『イギリス革命論争史』今井宏訳 刀水書房 1979年。
 David Scott, Politics and War in the Three Stuart Kingdoms, 1637-49, Palgrave Macmillan, 2004.
 英語文献は、担当者のものをコピーして用います。
参考文献
 授業中に指示します。
受講生への要望
 邦語文献については、報告者をあらかじめ決めますが、テキストは全員読んできてください。英語文献は、英語の読み方を訓練するつもりで、十分予習して授業にのぞんでください。また授業では、予習の成果を生かすように、積極的な発言を期待します。
授業計画
 最初の数回は、日本語文献によって、イギリス革命がこれまでどのように理解されてきたか、予備知識を獲得します。その後、英文テキストを読み始めますが、最初はテキストに慣れるようにゆっくりと輪読します。テキストに十分慣れたところで、報告者と担当部分を決め、報告にしたがって討論を行います。

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