コード DF51-01
系列 系列:西洋史
授業科目 ヨーロッパ現代史Ⅰ
副題 (儀礼と式典)
副専攻 D3
担当者 桑名 映子
単位 4
期・曜時 通年 木4
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 君主の偉大さを印象づける宮廷儀礼や公式行事は、ヨーロッパの政治生活にとって重要な機能をはたしてきた。この講義では、フランス、イギリス、ドイツ、オーストリア(ハプスブルク帝国)各国の君主制を特徴づけるさまざまの儀式や記念式典、ページェントの意義について、日本の場合と比較しながら考えていく。
課題・評価
 学期末試験とレポートに、平常点を加味して評価する。
テキスト
 とくに指定しない。
参考文献
 ピーター・バーク『ルイ14世』名古屋大学出版会、2004年
 山之内克子『ハプスブルクの文化革命』講談社、2005年
 川本静子/橋村昌家編著『ヴィクトリア女王』ミネルヴァ書房、2006年
 D. キャナダイン『虚飾の帝国』日本経済評論社、2004年
 Daniel L. Unowsky, The Pomp and Politics of Patriotism (West Lafayette, Indiana: Purdue University Press, 2005)
 その他、必要に応じて授業中に指示する。
受講生への要望
 授業中に質問に答えたり、感想を述べてもらったりする時間をとります。ただ受動的に講義を聴いてノートをとるのではなく、能動的な参加を望みます。
授業計画
1 はじめにー儀礼と式典の歴史的意義をめぐって
2 明治天皇の日常と非日常
3 フランスの宮廷儀礼と式典
    ルイ13世の場合
    「太陽王」ルイ14世
    革命祭典との比較
4 大英帝国のシンボリズム
    エリザベス1世
    ヴィクトリア女王
5 ハプスブルク皇帝の「敬虔」
    始祖ルドルフの伝説
    マリア・テレジア
    フランツ・ヨーゼフ
6 プロイセンとドイツ
    フリードリヒ大王
    ヴィルヘルム2世
7 まとめー現代世界における儀礼と式典

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