コード
DB41-01
系列
系列:日本史
授業科目
日本中世史Ⅰ
副題
副専攻
D1
担当者
小原 仁
単位
4
期・曜時
通年 木3
対象学年
2・3・4年
特記事項
授業概要
古代~中世の文化史上・宗教史上の問題に、さまざまな角度から切り込んでみようと思う。概要は授業計画を参照されたい。
課題・評価
平常の受講態度と学年末の試験またはレポートにより総合的に評価する。
テキスト
なし。
参考文献
手塚治虫『ブッダ』、末木文美士『日本宗教史』、渡辺照宏『仏教』、小原仁『源信』、その他多数、適宜紹介。
受講生への要望
講義内容に関心のある学生ならだれでも歓迎するが、受講態度に自信のない人はご遠慮願いたい。
授業計画
【前期】
1、日本仏教史の構想‐「仏法とはなんぞや?」の歴史‐
空海『三教指帰』、源為憲『三宝絵』、凝然『八宗綱
要』と虎関師錬『元亨釈書』
2、天皇と仏教‐仏法は王の身心を護りうるか‐
護持僧と十禅師、後七日御修法と宮中真言院、四円寺・六勝寺と天台三会、堀河天皇の死と往生(藤原長子『讃 岐典侍日記』の赤裸々)
3、神と仏‐神仏分離は近代の賢(さか)しら‐
悩める神と擁護する神、仏教儀礼に見る神々、本地垂迹
4、因果と輪廻‐本当にあるのか?あなたの前世‐
因果と輪廻の基礎知識、景戒『日本霊異記』の世界、因果・輪廻と先祖供養、
【後期】
1、現世と来世‐黄泉(よみ)の国のイメージ‐
黄泉がえりの話、源信『往生要集』にみる六道と極楽、
2、中世人の処世観‐閑居して不善を為さず‐
住まいの美学『方丈記』、達人の人生論『徒然草』
3、末法思想‐逆境は人をたくましくする‐
慈円『愚管抄』の歴史解釈、権門寺社の経営戦略
4、女性と信仰‐そのゆたかな信心の世界‐
尼と尼寺、女人禁制の構造、女の堕地獄
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