2008 syllabus

コード	CG37-01
系列	系列：その他
授業科目	日本文化研究Ⅲ
副題	（日中言語交渉史（上））
副専攻	C1

担当者	陳　力衛
単位	2
期・曜時	前期　月3
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　日本・中国・韓国の共有財産ともいえる、日本語の中でも大きな位置を占める漢字・漢語の歴史を中心に、日本の文化史として文献時代以前から近世に至るまでの流れを考察する。

課題・評価

　毎回授業の終わりに出席カードの替わりに、授業についての感想や質問を書かせる。そして、学期末にレポートの提出を求める。

テキスト

　プリントを配布する

参考文献

　陳力衛『和製漢語の形成とその展開』汲古書院、2001

受講生への要望

　言葉の成立に文化のかかわる要素を積極的に考えたりして欲しい。

授業計画

１．授業についてのガイダンス
２．文字との出会いー日本語にはなぜ漢字が使われてい　　るのか。
３．訓読みと音読みの発生
４．漢字一色の上代文献
５．仮名の誕生
６．文体の異同による文字使用の実態
７．漢字義の和化と国字の産出
８．和製漢語の産出
９．漢語の意味変化とその本義への回帰
10．真名本のいろいろ
11．官学としての朱子学の影響
12．唐話の流行
13．漢文の位置づけと役割
14．まとめ

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