2008 syllabus

授業概要

　文学作品を都市空間からとらえるという手法・発想はオーソドックスなものとなっているが、本授業では、実際に江戸時代以降に出版された地図（あるいは地誌）を見ながら、その変遷を追うとともに、文学作品を読み解く材料としての地図・地誌について学んでいく。

課題・評価

　出席、リアクションペーパー、レポートにより評価する。

テキスト

　プリント配布。場合によっては文庫本の用意を指示する事もある。

参考文献

　授業時間中に随時指示。

受講生への要望

　原資料を扱うことが多くなるので、多少はくずし字に慣れていた方が望ましい。

授業計画

　実際に江戸時代以降に出版された地図や地誌に触れ、それらを読むとともに、文学作品の読解にも用いてみる。

　１　江戸の地図と文学
　２　京の地図と文学
　３　大坂の地図と文学
　４　さまざまな地誌
　５　切絵図と文学
　６　近代における地図と文学

　などの内容で進行する予定である。