コード
CF51-01
系列
系列:日本語教育学
授業科目
日本語教育入門
副題
(―外国人が日本語を学ぶこと―)
副専攻
A3・C1
担当者
佐久間 勝彦
単位
2
期・曜時
前期 火2
対象学年
1(A)・2年
特記事項
授業概要
外国人が日本語を勉強する、そのお手伝いをするのが日本語教育である。本演習は、その日本語教育の世界がどのようなものか、その面白さや難しさについて考える。
海外の日本語教育の様子を紹介しつつ、外国人の日本語を学習することの意味について考え、それを踏まえて、第二外国語学習の意味、国際交流、国際協力、南北問題、共生などについて考える。
課題・評価
授業への取り組み、提出物、試験などにより総合的に評価する。
テキスト
必要に応じて、その都度、指示したり配布したりする。
参考文献
授業中に紹介する。
受講生への要望
①将来外国人に日本語を教えてみたいと思う人はもちろん、外国語の勉強が好きな人、外国語の勉強が苦手な人、日本語に興味のある人、国際交流や国際協力に関心のある人などを歓迎するが、読んだり調べたりする課題の量の多いことは覚悟してほしい。
②「日本語教授法Ⅰ」と同時履修はできない。
授業計画
次の3つのテーマを少しずつスパイラル(らせん螺旋)的に扱っていく予定である。
①外国人にとって日本語はどのような難しさがあるか。
②外国語の学習はどのような意味があるか。
③日本語教育はどのような問題に関係しているか。
韓国では75万人以上もの高校生が、第二外国語として
日本語を勉強している。それに対し、人口が約2倍の日本で韓国語を勉強している高校生は1万人未満である。
国際交流基金の調査によると、海外で日本語を学ぶ外国人は教室で勉強する人だけでも235万人を超えている。日本語教師の不足も問題となっている。日本語を教えに海外に出かけていく若い日本人も多い。
しかし、日本語を学ぶ多くの外国人にとって日本語が第二・第三外国語であることを十分に理解する日本人は少ないようだ。そこで、この授業では、私たち自身が、第二・第三外国語を学習する意味を考えることから始め、日本語教育に関連するさまざまな問題、たとえば経済格差、国際紛争、貧困、難民、偏見・差別、異文化間コミュニケーション、多言語多文化共生などについて考えてみたい。
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