コード
CC42-01
系列
系列:日本文学
授業科目
近代文学演習Ⅱ
副題
(夏目漱石『それから』を読む。)
副専攻
C1
担当者
高橋 修
単位
4
期・曜時
通年 月4
対象学年
2・3・4年
特記事項
授業概要
夏目漱石の『それから』を精読します。それをとおし、近代文学の味読の仕方を学びます。
課題・評価
出席、発表、授業での発言内容、およびレポート。
テキスト
夏目漱石『それから』(新潮文庫)¥420
参考文献
高橋修他『読むための理論』(世織書房)¥2500)
受講生への要望
厳しいけれども、楽しくてやりがいのある授業を目指します。皆さんの積極的な関りを期待します。
なお、この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませてください。
授業計画
演習形式で、各自の分担部分の発表と討議をとおして授業をすすめます。
〈あの青春の決着はまだついていない〉――森田芳光監督『それから』(東映、1985)のキャッチコピー
長井代助は三十になっても定職を持たず、父からの援助で毎日を気ままに暮らしている思索家です。そんな彼の平穏な日常も、ある日届いた一通のはがきと封書によって破られることになります。実生活に根を持たない新時代の青年代助の背負わなければならなかった「運命」とは……。夏目漱石の初期三部作のひとつ『それから』をとりあげ、同時代のコンテクストを踏まえながら「迷羊(ストレイシープ)」たちのその後を追います。受講者は、『三四郎』も読んでおくこと。
はじめの二三回は、イントロダクションとして夏目漱石の文学について講義します。その後、受講生の数にもとづき分担を決定します。
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