2008 syllabus

コード	CC14-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学演習Ⅳ
副題	（『男色大鑑』を読む）
副専攻	C1

担当者	深沢　了子
単位	4
期・曜時	通年　月5
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　江戸の「男色」（衆道）とは、単なる恋愛ではなく、生き方の問題でもあった。西鶴の『男色大鑑』を題材として、衆道の精神性とはどのようなものであったのかを探る。

課題・評価

　発表、質疑応答、レポート（後期末）による。

テキスト

　プリントを配布。

参考文献

　新編古典日本文学全集『井原西鶴集②』（小学館）、『西鶴事典』（おうふう）他。

受講生への要望

　この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。

授業計画

　初回は西鶴と当時の文学について講義をし、発表の担当を決める。第１話は深沢担当。受講者には、
　１　現代語訳
　２　語釈
　３　問題点など
　を主軸とした発表を行ってもらう。
　西鶴の作品は注釈書が多い。数種類の注釈書をつきあわせ、自分でも辞書類を引くことによって、確かな読みを志す。どこまでこだわって調べられるか、調べた事柄をどう結び付けていくか、関心の持ちようによって、発表の充実度は一目瞭然である。授業を受けるからには積極的に多くを学んで欲しい。

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