2008 syllabus

コード	CB37-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅶ
副題	（西鶴のラブストーリー）
副専攻	C1

担当者	深沢　了子
単位	2
期・曜時	前期　月4
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

授業概要

　近世前期の代表的な作家、井原西鶴の作品の中から、恋愛に関する短編を読み解く。

課題・評価

　出席、試験による。

テキスト

　西鶴研究会編『西鶴が語る江戸のラブストーリー』（ぺりかん社　税抜１９００円）

参考文献

　長谷川強『西鶴をよむ』（笠間書院）、江本裕他『西鶴事典』（おうふう）他

受講生への要望

　授業で扱いきれない参考文献などはできるだけ自分で読んでおくこと。

授業計画

　封建制社会において、自由な恋愛は「不義」であり、タブー視されていた。しかし、人の心を道徳で制することはできない。
　制裁を受けるのが分かっていても、思いを遂げようとした町人の恋、遊廓という虚偽の世界に成立した恋、精神性を重んじた男同士の恋‥‥。西鶴の小説は、さまざまな視点から江戸の恋愛を描き出している。古典を下敷きにしながら当代を描くという江戸の小説法を学びつつ、現代にも通じる恋愛奇談を楽しみたい。

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