2008 syllabus

コード	CB34-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅳ
副題	（人物から読みとく『源氏物語』）
副専攻	C1

担当者	原岡　文子
単位	2
期・曜時	後期　金3
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

授業概要

　五十四帖から成る大作、『源氏物語』には主人公、光源氏をはじめ、多くの人物が登場する。今年度は、光源氏と、数人の女君に焦点を当て、物語世界の構造を読みとく作業を試みる。「人物から読みとく『源氏物語』」は、往時の人々の思い、習俗、そして固有の表現の面白さなど、様々なことを伝えてくれよう。なおビデオ等も適宜使用の予定。

課題・評価

　筆記試験による。

テキスト

　玉上琢弥訳注『源氏物語』（一）（角川ソフィア文庫）、及びプリントによる。

参考文献

　教室で指示する。

受講生への要望

　『源氏物語』全体を、少なくとも口語訳で通読しておいてほしい。

授業計画

１．『源氏物語』三部構成説、作品の全体像概観。
２．『源氏物語』の本文。
３．研究史を概観する。
４．光源氏をめぐる考察。（主人公像をどう考えるか。）
５．紫の上をめぐる考察。（紫の上の登場、そして結婚。）
６．夕顔をめぐる考察。（夕顔の人物像とその謎。）
７．浮舟をめぐる考察。（最後の女君と出家。）
８．その他。

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