2008 syllabus

コード	CB33-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅲ
副題	（『枕草子』を読む）
副専攻	C1

担当者	原岡　文子
単位	2
期・曜時	前期　金3
対象学年	1(B)･2・3・4年
特記事項

授業概要

　『枕草子』は、その内容から大きく類聚的章段（ものづくしの章段）・随想的章段・日記的章段の三つの分野に分類される作品である。適宜章段を選び精読を試みつつ、それぞれの特色、また三分野を通してうかがわれる作者の考え方を探りたい。

課題・評価

　筆記試験による。

テキスト

　石田穣二訳注『枕草子』上・下巻（角川ソフィア文庫）

参考文献

　教室で指示する。

受講生への要望

　『枕草子』全体の通読を望みたい。

授業計画

１．『枕草子』諸本の検討、本文について。
２．『枕草子』の成立、作者、作品の全体像概観。
３．文学史的位置を考える。
４．研究史、参考文献など。
５．「春は曙」（随想的章段）について。その源泉と新しさとは。
６．「大進生昌が家に」（日記的章段）について。『枕草子』の「笑い」とは、どのようなものだったか。
７．「清涼殿の丑寅の隅の」（日記的章段）について。『枕草子』に描かれた中関白家の栄華の日々。
８．類聚的章段を読む。
　　　①「ありがたきもの」「すさまじきもの」など。
　　　②「木の花は」「鳥は」など。

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