2008 syllabus

コード	CA65-01
系列	系列：日本文学
授業科目	日本文学史Ⅴ
副題	（近代の文学・文学の近代）
副専攻	C1

担当者	藤木　直実
単位	2
期・曜時	前期　火2
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　近代小説の成立と展開を、具体的な作品に即しつつ、時代や社会との関わりを踏まえながらみてゆきます。「小説」が近代文学の主要な位置を占めるに至った過程をたどり、「小説」というジャンルの歴史性について知ること、さらには、現代社会に偏在する文学的テクストを受容する際の参照の枠組みを得ることを目標とします。

課題・評価

　期末試験（もしくはレポート）、出席による。

テキスト

　特に指定せず、必要に応じてプリントを配布します。

参考文献

　必要に応じて、講義中に紹介します。

受講生への要望

　精読に耐える小説を、可能な限りたくさん読むこと。切に望みます。

授業計画

　下記１から７の順で進めていく。
１　近世から近代へ
２　文学の革新（「小説神髄」、言文一致、ほか）
３　日清戦争後の文学（観念小説、浪漫主義、ほか）
４　自然主義の文学
５　漱石と鴎外
６　新しい美と倫理（耽美主義、白樺派、新思潮派、ほか）
７　「私」の表現と変容（私小説、新感覚派、ほか）

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ