2008 syllabus

コード	CA63-01
系列	系列：日本文学
授業科目	日本文学史Ⅲ
副題	（中世文学史）
副専攻	C1

担当者	君嶋　亜紀
単位	2
期・曜時	前期　月2
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　和歌を窓口として中世文学史を概観する。和歌とその周辺の散文作品を取り上げて読みつつ、中世という動乱の時代に文学はどのような役割を担ったのか、考えていきたい。

課題・評価

　出席と試験による。

テキスト

　プリントを配布する。

参考文献

　授業中に指示する。

受講生への要望

　配布プリントはかなりの枚数になると思うので、各自しっかり管理すること。

授業計画

１　中世とは何か
　　（中世和歌史概説、中世人たちの意識）
２　中世和歌史の構想　①新古今時代
　　（中世の美意識、古典主義の確立、和歌と王権など）
３　戦乱と和歌
　　（『平家物語』『建礼門院右京大夫集』など）
４　東国文化圏の成立
　　（鎌倉歌壇、紀行文など）
５　歌人たちの散文作品
　　（『十六夜日記』『とはずがたり』『方丈記』『徒然草』など）
６　和歌説話
７　中世和歌史の構想　②分権と分立の時代
　　（二条派と京極派、連歌、勅撰集の終焉など）

という流れで、作品を取り上げつつ講義していく。

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