コード BD30-18
系列 系列:基礎課程演習
授業科目 基礎課程演習 18
副題 (想像力のトレーニング)
副専攻
担当者 水島 尚喜
単位 2
期・曜時 前期 金5
対象学年 1年
特記事項

授業概要
 大学における学修の過程では、単に覚えた内容を再現するのではなく、常に自ら主体的に思考し、作り出すことが求められる。この演習授業では、創造的に思考するためのアプローチとして、言葉によって思考することと、視覚的なイメージ等によって思考することの共通点や類似点について、具体的な表現活動の場で共同的に考えていく。それらの過程で、創造的な思考方法のみならず、基本的な調査・情報収集の方法論についても触れていきたい。
課題・評価
 課題等への取り組み、成果物、出席状況等を総合評価する。
テキスト
 特に定めない。
参考文献
 「レポートの作り方 情報収集からプレゼンテーションまで」
江下雅之 2003年 中公新書
 「イメージの読み書き」慶応大学佐藤雅彦研究室 2005年 美術出版社
 Yoko Ono "Instruction Paintings"(オノ・ヨーコ 頭の中でくみたてる絵)1995年 淡交社
受講生への要望
 主体的な取り組みを期待します。
授業計画
1、自己紹介:言葉で、他の媒体で
2、世界の見方と情報収集の方法:今和次郎の考現学などを事例に
3、イメージはどのようにして生じるのか:言葉の持つ一般化機能ー集約的思考ーと絵などの視覚的媒体等による個別化機能ー拡散的思考ーについて
4、「絵」と「文字(言葉)」による伝言ゲーム?連想ゲーム?
5、イメージが生まれる場所:鑑賞「滝口修造」
6、イメージが生まれる場所:鑑賞「八谷和彦」
7、イメージが生まれる場所:鑑賞「岡本光平」
8、イメージが生まれる場所:鑑賞「斉藤けさ江」
9、イメージが生まれる場所:鑑賞「絵本の世界(五味太郎、まどみちお等)」
10、谷川俊太郎の手法:詩と絵(言葉とイメージの往還ー「クレーの天使」)
11、路上観察学の手法:ナンセンスの意味:トマソン物件
12、佐藤雅彦の手法:CMと音素、パラダイムのズレ、「ピタゴラスイッチ」
13、音と造形:オノマトピアと未来派
14、プロジェクト:展覧会をつくる
15、まとめ

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