2008 syllabus

授業概要

　キリスト教は西暦紀元1世紀末にユダヤ教から分離し成立した宗教である。この授業ではユダヤ教と共通の前史にまでさかのぼり、キリスト教の成立に至るまでの過程を考察する。その際特にこの過程の各段階に生まれ、「聖書」の諸文書に文字として残された信仰の諸相に注目したい。

課題・評価

　リアクション・ペーパー、小レポート、各学期末試験(ノート持ち込み可）による総合評価。

テキスト

　聖書（授業では翻訳を印刷し配布する）

参考文献

　授業において随時紹介

受講生への要望

　前１０世紀から紀元１世紀の西アジアに生きた人々の、遠さと近さを1年かけて学びましょう。

授業計画

Ⅰ．序論
Ⅱ．古代西アジア・エジプトの宗教
Ⅲ．古代イスラエル・ユダの宗教
　A．イスラエル・ユダにおける宗教の多元性
　B．ヤハウェ宗教の変遷
Ⅳ．第二神殿時代のユダヤ教
Ⅴ．イエス
Ⅵ．原始キリスト教