コード YB86-01
系列 人間科学専攻(博士後期課程)
授業科目 心理学論文作成演習Ⅱ
副題
副専攻
担当者 高橋 雅延
単位 4
期・曜時 通年 水4
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 認知心理学の領域で博士論文を作成するための演習である。教員の専門的な指導にしたがい、当該領域に貢献できる問題意識のもと、明確な仮説を設定し、緻密な方法と統計的手法を用いた独創的な実験を行う。博士後期課程2年生以上の学生で、学術雑誌の投稿論文が1本以上ある者で、学位論文を作成中の学生を対象とする。
課題・評価
 課題は論文計画書を提出すること。この計画書が採択された時に評価し、単位を与える。
テキスト
 Sternberg, R. J., Roediger, H. L. III, & Halpern, D. F. (Eds.) (2007). Critical thinking in psychology. Cambridge University Press./APA(アメリカ心理学会)(著)江藤裕之・前田樹海・田中建彦(訳)(2004).APA論文作成マニュアル 医学書院
参考文献
 Hailman, J. P., & Strier, K. B. (2006). Planning, proposing and presenting science effectively. (2nd ed.) Cambidige University Press./高橋弘(2004).トップジャーナルにアクセプトされる医学論文-執筆と投稿のキーポイント メディカルレビュー社
受講生への要望
 専門的な指導を受けるために、博士論文のテーマは、原則として、教員の研究テーマ(協同想起、フォールスメモリ、検索抑制、自伝的記憶、感情と認知)に関連したものを選ぶこと。
授業計画
 授業では、論文計画書のたて方、さらに、計画書に基づいた論文の作成の方法について指導する。また、審査のある学術雑誌に掲載された自分の実験論文や、現在進行中の実験経過を発表し合い、徹底的に議論しながら、独創性のある博士論文を作成していく。
 なお、以下の文献も必要に応じて読むことで、研究者としての素養を高めることも目指す。
・Evans, J. St. B. T. (2005). How to do research: A psychologist's guide. Psychology Press.
・Boynton, P. M. (2005). The research companion: A practical guide for the social and health sciences. Psychology Press.
・Sternberg, R. J. (Ed.) (2006). Reviewing scientific works in psychology. American Psychological Association.
・Sternberg, R. J. (2003). Psychology 101 1/2: The unspoken rules for success in academia. American Psychological Association.
・Linda L. McCabe/Edward R. B. McCabe(著)諏訪邦夫(訳)(2002). 学者として成功する法 総合医学社
・坪田一男 (1997). 理系のための研究生活ガイド 講談社(ブルーバックスB1186)

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