コード
ZA18-01
系列
社会文化学専攻(博士後期課程)
授業科目
社会文化学特論Ⅷ
副題
(思想と思想交渉)
副専攻
担当者
小川 早百合
単位
4
期・曜時
通年 金3
対象学年
院生のみ
特記事項
授業概要
ヨーロッパの思想が与えた影響について、日本とアラブに於いて生じた諸問題をその考察方法を探求しつつ、解明する。思想を扱う学問領域には、決定的に定式化されたディシプリンは存在していないが、基本的には、文献を読み分析する方法をとる。また、サイードのいう「オリエンタリズム」的な思考の様式が日本にも存在するかという点にも言及する。
課題・評価
発表、レポート、出席で評価をする。
テキスト
Edward W. Said,
Orientalism
, 1978
工藤庸子『ヨーロッパ文明批判序説』東京大学出版会
その他は、クラスで適宜指示する。
参考文献
Edward W. Said,
Out of place : a memoir
, 2000
片倉もとこ他編『イスラーム世界 事典』明石書店
吉澤五郎『旅の比較文明学』世界思想社
ジュール・ミシュレ(大野一道訳)『人類の聖書 ―多神教的世界観の探求』藤原書店
その他は、クラスで適宜指示する。
受講生への要望
・テーマについて、意欲をもって取り組むこと。
・小さなことにも疑問を抱き、自ら探求していくこと。
授業計画
1.思想の研究方法について
2.ヨーロッパと日本の思想交渉
3.オリエンタリズムについて
4.サイードの「オリエンタリズム」に対する批判
5.工藤庸子『ヨーロッパ文明批判序説』の方法論を学ぶ
6.日本における「オリエンタリズム」の存在について
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