2008 syllabus

授業概要

　親鸞の書簡を読む。みずからの無力さの自覚から始まる親鸞の思想は，信仰の書でありつつ，きわめて深い人間理解の書でもある。浄土信仰における種々の難問に答える書簡を読み進めつつ，悪人正機や絶対他力の信，自然法爾など，親鸞の信仰の基本的な立場について理解を深めていきたい。

課題・評価

　出席状況。個人発表。レポート。

テキスト

　初回の授業時に指示する。

参考文献

　その都度指示する。

受講生への要望

　あらかじめ『歎異抄』を読了し，親鸞の信仰の基本的ありようを理解しておくこと。

授業計画

　テキストの担当箇所を決めて，順次レポートを行い，テキストに対する参加者の討論を通じて理解を深めていく。