コード TJ22-01
系列 哲学専攻(修士課程)
授業科目 キリスト教学特論Ⅱ
副題 (愛の倫理と修道生活)
副専攻
担当者 桑原 直己
単位 4
期・曜時 通年 集中
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 キリスト教修道霊性の歴史を概観し、修道生活がいかにしてキリスト教的な愛の倫理の成立を支えてきたかを明らかにし、さらには現代における修道制の意味と今後に対する展望を探る。
課題・評価
 授業への参加度、レポートおよび発表などにより総合的に評価を行う。
テキスト
 授業開始までに公刊予定の修道霊性史に関する拙著をテキストとする。公刊が間に合わない場合は資料を配付する。
参考文献
 必要に応じて適宜指示する。
受講生への要望
 授業への主体的な参加を期待する。
授業計画
・授業者は、授業開始までには修道霊性史(アントニオスから西欧中世盛期の托鉢修道会の成立まで)に関する著書を公刊する予定である。

・前半期においては、同著(公刊が間に合わない場合は資料)を講読することによって当該期までの修道霊性史とその倫理思想史的意義とについて学ぶことを基本とする。
・できれば出席者がそれぞれ各自の学問的専門関心と関係づけながら同著の内容について議論する場を設ける。

・後半期においては、時代的に同著の範囲以降、すなわち中世後期、近代、そして現代におよぶ修道霊性史を展望する。その際、特に近代に成立した教育的修道会の活動の意義について集中的に検討する。
・さらに、人数的に可能であれば出席者各自の専門領域と関係づける形での研究発表の機会を設ける。

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