コード TG13-01
系列 社会文化学専攻(博士前期課程)
授業科目 比較文化研究特論Ⅲ
副題 (思想と思想交渉)
副専攻
担当者 小川 早百合
単位 4
期・曜時 通年 金3
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 ヨーロッパの思想が与えた影響について、日本とアラブに於いて生じた諸問題をその考察方法を探求しつつ、解明する。思想を扱う学問領域には、決定的に定式化されたディシプリンは存在していないが、基本的には、文献を読み分析する方法をとる。
課題・評価
 発表、レポート、出席で評価をする。
テキスト
 エドワード・W.サイード(今沢紀子訳)『オリエンタリズム』(上・下)平凡社
 工藤庸子『ヨーロッパ文明批判序説』東京大学出版会
 その他は、クラスで適宜指示する。
参考文献
 片倉もとこ他編『イスラーム世界 事典』明石書店
 Edward W. Said, Orientalism, 1978
 エドワード・W.サイード(中野真紀子訳)『遠い場所の記憶―自伝』みすず書房
 吉澤五郎『旅の比較文明学』世界思想社
 ジュール・ミシュレ(大野一道訳)『人類の聖書 ―多神教的世界観の探求』藤原書店
 その他は、クラスで適宜指示する。
受講生への要望
・テーマについて、意欲をもって取り組むこと。
・小さなことにも疑問を抱き、自ら探求していくこと。
授業計画
1.思想の研究方法について
2.ヨーロッパと日本の思想交渉
3.オリエンタリズムについて
4.サイードの「オリエンタリズム」に対する批判
5.工藤庸子『ヨーロッパ文明批判序説』の方法論を学ぶ

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