コード
WA13-01
系列
人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目
基礎心理学特論Ⅱ
副題
(心理学の方法論を学ぶ)
副専攻
担当者
高橋 雅延
単位
2
期・曜時
後期 木4
対象学年
院生のみ
特記事項
授業概要
臨床心理学、発達心理学、実験心理学における研究能力を磨くために、さまざまな研究方法の特徴、研究実施時のノウハウ、文献レビューの方法、実践的な統計的分析の注意点、研究論文の書き方について、テキストを読みながら学ぶ(毎回、全員がコメントを提出)。また、実際に実験のデータ収集と分析も併せて行う。
課題・評価
発表(内容および発表技法を評価)60%、質疑応答・討論20%、コメント(論理性、明確性などを評価)20%
テキスト
(前半)海保博之・加藤隆(1999).認知研究の技法 福村出版/(後半)W.J.レイ(著)岡田圭二(訳)(2003). エンシクロペディア心理学研究方法論 北大路書房
参考文献
高野陽太郎・岡隆(編)(2004). 心理学研究法ー心を見つめる科学のまなざし 有斐閣/Solso/Johnson(1999).改訂心理学実験計画入門 学芸社
受講生への要望
教員自身の経験に基づいた実践的なノウハウの数々を紹介するので、臨床心理学、発達心理学、実験心理学の手法の利点、限界を確認しておきたい院生も歓迎する。
授業計画
授業は2冊のテキストの各章の分担発表をもとにした質疑応答、討論が中心となる。これらと平行して授業時間外に指定された課題実験のデータ収集と分析を行う。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細な内容は、授業第1回目のオリエンテーションで明示するので、必ず出席すること)。
(1)オリエンテーション(レジュメの作成法、発表方法、コメントの書き方、評価の方法、オフィスアワー、課題実験の説明、テキスト発表の割り振りなど)
<前半:前半のテキストの各章の分担発表>
(2)~(6)(知能検査法、連想法、行動観察、反応時間計測法、評定法、エスノメソドロジーなど)
<後半:後半のテキストの各章の分担発表>
(7)科学とは何か/科学の方法についての紹介
(8)仮説を展開させる/数的表現による行動の記述
(9)推測統計/仮説を検討する
(10)統制/実験の論理を応用する
(11)実験の論理を適用していく/実験の生態学
(12)準実験計画、相関計画、自然観察計画/単一被験者実験計画
(13)授業のまとめ
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