コード
TG11-01
系列
社会文化学専攻(博士前期課程)
授業科目
比較文化研究特論Ⅰ
副題
副専攻
担当者
金子 美都子
単位
4
期・曜時
通年 金4
対象学年
学部4年生も可
特記事項
授業概要
今年度は、主に、日本語文献を使用する。フランス語を学んでいないものも大いに歓迎する。各自の研究テーマにそった文献も考察の参考にする。
講義内容としては、クロス・カルチュラルの観点から、西洋・非西洋の文化交差・融合・混淆を考察する。
具体的には、
1)「文化の交差」を焦点に、ラフカディオ・ハーン、クーシューをはじめとする諸論文、諸著作を読む。
2)19世紀末から20世紀初頭にかけてのシェノーなどの「ジャポニスム」とフランスの文化的状況に関する諸文献を考察する。
3)ル・クレジオにおける、アメリカ先住民の文明を彼らの芸術観、生命観とヨーロッパとの比較で考察する
課題・評価
指定の文献のレジュメ・発表を用意してくるなど、授業で指示する。
テキスト
授業で指示する。
参考文献
授業で指示する。
受講生への要望
地道かつエネルギッシュに各自のテーマの考察を進めたい。
授業計画
1 西洋から見た非西洋
2 平川祐弘著『ラフカディオ・ハーンー植民地化・キリスト教化・文明開化』ミネルヴァ書房
3 金子美都子他訳『明治日本の詩と戦争-アジアの詩人と賢人』(みすず書房)
4 エルネスト・シェノー「パリの日本人」大島清次『ジャポニスム』講談社
5ル・クレジオ、高山鉄男訳『悪魔祓い』新潮社
以上の文献を中心に、ハーン、クーシュー、シェノー、ル・クレジオに関連する、諸文明、ギリシャ、アイルランド、日本、アメリカ、フランス、メキシコ、パナマの文明を概観し、西洋、非西洋の文明を、現代的な視点から捉えなおす。
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