コード
TA64-01
系列
日本語日本文学専攻(修士課程)
授業科目
現代日本語研究
副題
(言語表現の意味)
副専攻
担当者
山田 進
単位
4
期・曜時
通年 火2
対象学年
院生のみ
特記事項
授業概要
一般に言語表現には、伝えようとすることがもれなく記号化されていることはなく、多くのことがいわば省略されている。その省略された部分を聞き手は適宜解釈する、つまり、言語表現の文字通りの意味に加えて、語用論的な解釈を行う。このとき、文字通りの意味と語用論的な意味とが、それぞれどのようなものであり、それらがどのように関係するのかが問題になる。この問題を扱った文献を読み、どのようなことが問題であり、どう考えたらいいのかを検討する。
課題・評価
発表・応答・提出課題(年度末)の内容を見て評価する。
テキスト
フランソワ・レカナティ『ことばの意味とは何か―字義主義からコンテクスト主義へ』(新曜社 )
参考文献
必要に応じて指示する。
受講生への要望
具体的な言語事実を注意深く集め、理論とのかかわりを見ていくことが期待される。なお、テキストの翻訳はきわめて読みにくいので事前に十分に読んでおくことが必要になる。できれば、原著であるFrancois Recanati, Literal Meaning を参照することが望ましい。
授業計画
受講者はあらかじめテキストを読み、問題点を整理しておく。あらかじめ決められた担当者が該当部分の内容を略述し問題点を指摘し、意見を述べる。全員でそれにもとづいて議論を行う。
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