コード
TA41-01
系列
日本語日本文学専攻(修士課程)
授業科目
近世文学研究
副題
(連句を読む)
副専攻
担当者
深沢 了子
単位
4
期・曜時
通年 木2
対象学年
院生のみ
特記事項
授業概要
『天満千句』(延宝4・1676年頃成立)巻六前半の注釈を試みる。
課題・評価
発表、授業中の討論への参加、出席、期末レポートにより、総合的に評価する。
テキスト
綿屋文庫本の影印、古典俳文学大系の翻刻、注をプリント配布。
参考文献
古典俳文学大系『談林俳諧集一』(集英社)
受講生への要望
使われている「ことば」を手がかりに、想像力を働かせること。そのためには、「ことば」に対して徹底的な調査が必要になる。連句は他人の作品を曲解して転じていく面白さが魅力である。ねじれて変わっていく「流れ」を味わって欲しい。
授業計画
初回に簡単な俳諧史と、基本的な連句の読み方について説明する。3回目以降、担当者による発表を中心に読み進めていく。現代の俳句とは異なる「笑い(俳諧性)」に注意していきたい。
なお、発表者は、語釈や連句のルールチェックのほか、
1 語句の意味 特に、そのことばは、和歌や連歌でどの
ように用いられてきたか。
2 前句との関係 付合(ことばとことばの連想関係)を
中心に、なぜ、付句のことばは選ばれたのか。
3 俳諧性 なぜ俳諧といえるのか。
について考えてもらいたい。
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