2007 syllabus

コード	TA11-01
系列	日本語日本文学専攻(修士課程）
授業科目	上代文学研究
副題	（『万葉私記』を読み直す）
副専攻

担当者	品田　悦一
単位	4
期・曜時	通年　火3
対象学年	学部4年生も可
特記事項

授業概要

　万葉研究史・享受史上の名著、西郷信綱『万葉私記』を丹念に読み直しながら、同書の投げかけた問題が現在までにどう解決され、または解決されずに来ているかを確かめ、万葉研究の２１世紀を展望する。

課題・評価

　試験は行わない。具体的な課題・評価の方式は、受講生の顔ぶれを見て決定する。

テキスト

　西郷信綱『万葉私記』（未来社）

参考文献

　品田『万葉集の発明』（新曜社）
他は授業中に指示する。

受講生への要望

　取り上げることになる万葉歌はいずれも名作揃いなので、『万葉集』についての深い素養がなくても対応できるはずである。専攻の枠にとらわれず、気軽に、しかし真剣に参加して欲しい。
　なお、この科目の受講希望者で学部生は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。

授業計画

１、万葉研究史概観。
２、万葉研究史上の『万葉私記』の位置。
３、『万葉私記』の特色。
４、第１部「初期万葉」より８節分を検討・考察。
５、第２部「人麿から家持へ」より10節分を検討・考察。
６、総括と展望。

　＊基本的に講義形式で行なうが、受講生が少数の場合には各自に４ないし５の一節分を受け持ってもらう。

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