コード LE44-01
系列 系列:心理学
授業科目 認知心理学特講11
副題 (視覚と注意)
副専攻 L1
担当者 横澤 一彦
単位 2
期・曜時 前期 月2
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 人間の視覚認知と注意にかかわる最新の研究成果を、デモンストレーションや模擬実験によって体験するとともに、その背景や意義をできるだけ基礎的な事項から理解することによって、人間の視覚情報処理の原理を理解することを目的とする。
課題・評価
 試験と平常点で評価する。
テキスト
 特にない。必要に応じて、講義中に参考資料を配付する。
参考文献
 乾敏郎編「認知心理学1 知覚と運動」東京大学出版会
受講生への要望
 講義で体験する様々な心理現象などに関する質疑応答をもとに進められるので、講義への積極的な姿勢が必要である。
授業計画
 視覚認知と注意にかかわる最先端のテーマである、視覚探索、特徴統合、注意の瞬き、変化の見落とし、負のプライミング、ジオン理論などについて、基礎的な事項を解説する。更に、現象を理解するためのデモンストレーションや模擬実験を行い、それらの現象にかかわるメカニズムについてできるだけ平易に解説する。驚くべきデモンストレーションの数々は、視覚認知と注意の不思議を強く感じることができるだろう。
 この講義で取り上げるテーマの多くは、現在でも盛んに研究が行われ、そのメカニズムの解明が進められているものばかりである。そこで、様々な現象のバリエーションと諸説を紹介し、質疑を通じて理解を深めるとともに、最先端の認知心理学的な研究がどのように展開しているのかも実感してもらいたい。広告、宣伝、交通、ヒューマンインタフェースなど様々な応用分野とも関係が深いので、そのような分野の基礎知識としてとらえてもらえば、更に興味を持つことができるだろう。

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