2007 syllabus

授業概要

　発達心理学、臨床心理学の研究法としての質問紙法について学ぶ。質問紙法の特徴について理解し、質問紙法の基礎（研究計画、調査、分析、結果のまとめ方）について学習することを目的とする。後半では、受講者自身が質問紙法による調査・分析を実習を予定している。

課題・評価

　出席状況と授業後のコメント、および、レポートによって総合的に評価する。

テキスト

　鎌原雅彦・宮下一博・大野木裕明・中沢潤　編　『心理学マニュアル　質問紙法』北大路書房

参考文献

　南風原朝和・市川伸一・下山晴彦　編　『心理学研究法入門』　東京大学出版会
　村上宣寛　著　『心理尺度のつくり方』　北大路書房
　その他、授業中に適宜紹介する。

受講生への要望

　積極的な学習態度で参加する学生を歓迎する。後半の実習ではグループ作業を行うので欠席しないこと。

授業計画

１．質問紙法の特徴とは何か
２．量的資料の収集、質的資料の収集
３．質問紙調査の計画・実施方法：サンプリング、項目の作成、回答形式の選択、倫理的問題、など
４．結果の分析方法：コーディング、入力、信頼性と妥当性、統計的な処理、など
５．実習