コード JC39-01
系列 系列:教育学・初等教育学
授業科目 教育経営
副題
副専攻 K1・K2
担当者 加藤 崇英
単位 2
期・曜時 後期 金2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 この講義は、現代の公教育経営の機能と構造について、学校教育制度と教育委員会制度の基本的な内容に関する理解を中心としながら、とりわけ「開かれた学校」と「学校づくり(特色づくり)」に焦点をあてて、諸問題・諸課題について多面的な視点から探究することを目的とする。
課題・評価
・成績評価基準
 授業毎の評価(ワークシート等)30点 、期末試験 70点
なお、3分の2を超える出席率に満たないものは、評価の対象としない。
そのほか、詳細については開講時に説明する。
テキスト
 堀内孜編『現代公教育経営学』(学術図書出版社 2002年)を使用する予定。 詳細については、開講時に説明する。また、必要に応じてプリント等を配付する。
参考文献
 テキストと同じ。その他の文献については講義時に紹介する。
受講生への要望
 教職志望の学生は、教育経営に関する題材に触れながら、日頃、あまりなじみのない教育法規や教育制度の理解を深めることをねらいとする。そして自分の専門教科に立ち返ったときに専門的力量を高めたり、あるいは様々な教師との研究・研修活動を共有できる視点を得るための基礎・基盤となればと考える。教職志望以外の学生でも、教育制度や教育行政の理解を通して、教育・学校を幅広く考えることができる機会になればよい。
授業計画
・授業の方法
 教育法規や教育制度の歴史や構造について資料等を中心に基礎を確認する。またビデオ(学校改革や授業実践に関する教育番組等)を見て、参加者のなかで共通認識をつくる時間をなるべく設ける。その際は、ビデオの内容について分析・考察ができるようにワークシート形式でノートを取る。そのうえで、テーマに沿って、テキスト・資料の内容とともに理解を深めたい。

・日程
(1)イントロダクション
(2)現代の教育経営とその課題
(3)公教育の意義と教育経営
(4)近代公教育と近代学校の成立
(5)教育法制の理念と構造-憲法と教育基本法-
(6)教育行政の組織構造(1)-教育委員会制度の成立と学校との関係
(7)教育行政の組織構造(2)-中央・地方・学校の関係-
(8)教育課程の管理-学習指導要領と教科書-
(9)公教育経営と地方分権化―少人数学級施策の取り組みを例に―
(10)学校経営と教職員-校長の経営と校務分掌組織-
(11)公教育経営の在り方を考える(1)-学力低下問題・前半-
(12)公教育経営の在り方を考える(2)-学力低下問題・後半-
(13)公教育経営と学校づくり(1)-学力向上と学校経営-
(14)公教育経営と学校づくり(2)-学びの共同体としての学校づくり-
(15)試験

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