コード HD52-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教学特講Ⅱ
副題 (アガペー研究)
副専攻 H1
担当者 遠藤 徹
単位 4
期・曜時 通年 火5
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 聖書の中で説かれる「愛」はギリシア語で「アガペー」である。キリスト教の愛の思想を明らかにするためには、一方で聖書の立ち入った読解が必要であるが、他方で「エロース」や「フィリア」といった他の「愛」を表す概念との比較も必要である。本年度はこれまでの講義の流れを紹介した後、キルケゴールの『愛の業』を講読する。
課題・評価
 試験またはレポートによる。
テキスト
 必要に応じて、その都度コピーを配布する。
参考文献
 多数あり、必要に応じてその都度示す。
受講生への要望
 じっくり考えながら読まないと理解できない本なので、そうしてキルケゴールの思想の本質に迫ってほしい。
授業計画
1.アガペーの組織立った研究の方法。
2.研究文献。
3.A・ニーグレン『アガペーとエロス』の概要とそれに
  対する批判。
4.プラトンの「エロース」概念。その概念とそれに対す
  る批判。
5.アリストテレス『ニコマコス倫理学』における「フィ
  リア」概念。その概要とそれに対する批判。
6.M・C・ダーシー『愛のロゴスとパトス』における
  ニーグレン批判。
7.M・C・ダーシーのニーグレン批判に対する批判。
8.キルケゴール『愛の業』の講読。

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