コード HB12-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 哲学演習Ⅱ
副題 (主体の再考)
副専攻 H1
担当者 佐藤 紀子
単位 4
期・曜時 通年 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 構造主義やポスト構造主義によって解体された「主体」を再考する。サルトルは実存的文脈で、アルチュセールは社会的・政治的文脈で、レヴィナスは身体性・社会性などすべてを剥奪された究極の裸性にある他者の文脈で主体を語った。彼らの思想をとりあげ、20世紀フランス思想の俯瞰的理解をめざす。
課題・評価
 出席、発表、授業への貢献度と学期末試験で評価します。
テキスト
 講義内で適時配布します。
参考文献
 講義内で指示します。
受講生への要望
 他の受講生の発表や発言をまずは受け入れて、対話を重視するよう望みます。
授業計画
 二回目までは平易な哲学論文を全員で読み、哲学特有の問題設定に慣れつつ、議論の共通の土台をつくる。
 三回目以降は、下記のテーマにそって担当者による報告、ディスカッションをおこなう。
 1.主体性にまつわる諸問題
 2.19世紀のフランス哲学の状況
 3.対自存在・対他存在(サルトルの哲学から)
 4.構造と自己(グラムシとアルチュセールの哲学から)
 5.他者と自己(レヴィナスの哲学から)

Copyrights 2007 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ