コード
HA31-01
系列
系列:哲学・思想史
授業科目
倫理学概論Ⅱ
副題
副専攻
H1
担当者
米澤 克夫
単位
2
期・曜時
後期 金2
対象学年
1(A)・2・3・4年
特記事項
授業概要
倫理学とは、価値、義務、正義などに関わる基本的概念(「よい」、「わるい」、「すべきである」、「すべきでない」、「公正」、「不公正」など)の意味を再吟味しながら、様々な倫理思想に触れて、人間としての生き方に役立つようことを目指す学問で、元来哲学の一分野に属する。しかしこの講義は、狭義の倫理思想はもちろん、人間に関する他の分野(文学、映画、一部心理学など)の知見を多く援用しながら、現代における様々な倫理的課題を考察しようとするのが特徴である。
課題・評価
リアクション・ペーパー、一、二回のレポート、期末試験、出席状況を総合して評価する。
テキスト
特に用いない。必要に応じてプリントを用意する。
参考文献
講義中に必要に応じて指示する。
受講生への要望
じっくり考えることが好きな人の受講を望む。また倫理学概論ⅠとⅡの内容は連続しているので、両方を受講することが望ましい。
授業計画
順序、内容は多少変更されることがある。
1.倫理学とは何か(2)
2.他者のまなざしと自己-「対自存在」と「対他存在」
3.他者のまなざしと倫理(1)ーサルトル哲学と戯曲「出口なし」をめぐって
4.他者のまなざしと倫理(2)ーその他の文学、哲学作品を用いて
5.愛とはなにか(1)ーエロス、アガペー、フィリア等
6.愛とは何か(2)ー現代的問題に関連させて
7.自由意志と決定論(運命論)ーヒューム、スピノザ、ショーペンハウアー、ニーチェ、マルクス、九鬼周造、ユングなどの見解に関連させて
8・自由意思と倫理的・法的責任の問題
10.自由からの逃走ー「自己決定権」の概念をめぐって
11.極限状況における倫理ーカント倫理学、V.フランクルなどの見解に関連させて
12.現代社会の倫理的問題(1)ー競争と公平
13.現代社会の倫理的問題(2)ー生命倫理・環境倫理
その他
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