コード HA35-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 認識論Ⅱ
副題 (認識の諸相)
副専攻 H1
担当者 米澤 克夫
単位 2
期・曜時 後期 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 認識論とは、常識、自然科学、心理学、精神病理学、人文科学、美的認識など、およそ認識とはいかにして可能かを、メタ科学(哲学)の立場から再吟味する学問である。この講義では抽象論にとどまることなく、多彩で学際的な素材を用いて、具体的に論じたいと思う。
課題・評価
 リアクション・ペーパー、小レポート、期末試験の結果を総合して評価する。
テキスト
 プリントを用意する。
参考文献
 講義中に随時紹介する。
受講生への要望
 様々な学問における学際的な問題に興味のある学生の受講を望む。
授業計画
 大体次の内容の講義を行う。(一部変更もありうる。)
1.夢と現実を区別する基準ー実在論、懐疑論、整合説ー
2.精神と身体ー心身二元論、唯物論(心脳同一説)、心身一如説ー
3.他人の心の認識の問題ー独我論は成立するかー
4.外界の認識の問題ー実在感覚とはいかにして成立するかー
5.過去の認識の問題ー記憶懐疑論をめぐってー
6.人物の同一性の問題(1)ー記憶説と身体説ー
7.人物の同一性の問題(2)ー精神病理学的話題(記憶喪失と多重人格)
8.未来の認識ー帰納法懐疑論をめぐってー
9.科学的認識の問題ー批判的合理主義とパラダイム論ー
10.言葉の意味の理解とは
11.言語的コミュニケーションとは
12.自然科学的認識と人文科学的認識の違い
13.美的認識とは
                  その他

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