コード GC11-01
系列 系列:国際政治系
授業科目 政治学概論[含国際政治]
副題
副専攻 G1
担当者 島村 直幸
単位 4
期・曜時 通年 金2
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 本講義では、近代以降の国際関係史の大きな流れを理解することを第一の目的とする。国際関係は「西欧国家体系」から「冷戦体系」へ、そして冷戦後・テロ後の国際システムへと大きく変遷してきた。また、国際政治にかかわる概念や分析枠組み(理論)についての基礎知識の習得にも努める。
課題・評価
 定期試験(60点)に中間レポート(40点)を加算し、総合評価で算出する。
テキスト
 ジョセフ・S・ナイ(田中明彦・村田晃嗣訳)『国際紛争[原書第5版]』有斐閣、2005年
参考文献
 石井修『国際政治史としての二〇世紀』有信堂、2000年
 石井修・滝田賢治編『現代アメリカ外交キーワード』有斐閣、2003年、など
受講生への要望
 国際関係(史)に強い関心を持つ学生に受講してほしい。また、定期試験に向けた真剣な取り組みを期待する。わかりやすい日本語でまとまった課題を評価する。
授業計画
(前期)
1、はじめに―「冷戦後」と「テロ後」の国際関係
2、「中世の終焉」から近代の国際政治の成立へ
3、国際関係史と国際関係論
4、国際関係の基礎概念―国家、力、国際システムなど
5、近代の国際システム―勢力均衡の体系
6、冷戦期の国際システム―米ソ冷戦かアメリカの覇権秩序か
7、冷戦後の国際システム
  ―「1-3-5」システムから単極構造へ
8、米中日の三角関係から見た北東アジアの国際関係史
9、冷戦期の米中関係―対立から戦略的提携へ
10、冷戦後の米中関係―対立と協調の構図
11、冷戦期の日米関係―同盟の形成、同盟内の協調と摩擦
12、冷戦後の日米関係―同盟の強化、同盟のさらなる強化へ
13、アジア太平洋の多国間枠組み―APEC、ARFを中心に

(後期)
1、第一次世界大戦(1914-1919年)
2、第二次世界大戦(1939-1945年)
3、冷戦(1947-1989年)
4、朝鮮戦争(1950-53年)
5、ベトナム戦争(1961/65-73年)
6、中越戦争(1979年)
7、「グローバル・ガバナンス」としての国連システム
8、地域統合の動き―欧州連合の動きを中心に
9、国際政治における経済―「軍事力<経済力」の時代へ?
10、冷戦後の国際政治をいかに見るか
  ―「歴史への逆走」「歴史の終焉」「文明の衝突」など
11、21世紀の国際政治への展望
  ―「グローバリゼーション」「アメリカの世紀Ⅱ」など
12、大国間戦争なき21世紀の国際秩序?
13、主権と介入の問題―「主権国家システム」の変容か

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