コード
EH01-01
系列
系列:社会調査関連
授業科目
社会調査実習1
副題
(社会心理学における調査法)
副専攻
担当者
菅原 健介・小城 英子
単位
4
期・曜時
通年 木4
対象学年
3・4年
特記事項
授業概要
調査の実践を通じて社会調査の手法を体得する。テーマの選定、先行研究・文献の収集と整理、仮説の設定、方法論検討、質問紙作成、データ収集、統計的検定を用いたデータの解析と解釈、報告書作成、プレゼンテーションまで、研究の流れを一通り実践することによって、研究の組み立て方や調査・分析スキル、社会調査に求められる倫理観などを身につける。
課題・評価
出席、プレゼン、レポートなどを総合的に評価する
テキスト
松井豊(著) 心理学論文の書き方 河出書房新社
参考文献
受講生への要望
グループ編成での実習のため、毎回の出席が求められる。また、授業時間以外での作業が多くなり、特に、木曜日の授業後は各班の作業時間のため原則空けておくこと。
授業計画
5 人前後のグループ(班)を編成し、以下の作業を行う。
①調査のテーマ/領域:携帯電話、ファーストフード、広告、コンビニ、ギフト行動など、授業担当者が複数用意した中から学生にメインテーマを選択させる。さらに、メインテーマに沿って、グループごとに「リスク認知」「マス・メディアの影響」「パーソナル・ネットワークの影響」「自己意識との関連」などのサブテーマを選定する。
②調査の内容/概要:グループごとに例えば「携帯電話のデコレーション行為は流行意識やユニークネス欲求に規定される」「ブランド志向性の高い人ほど大手携帯電話会社を選択する傾向が高い」などの仮説を設定、インタビューや自由記述形式の調査を予備調査として行い、予備調査の結果に基づいて本調査の質問紙を作成、大規模調査を行う。
③調査の範囲/対象:20代~60代の成人を対象とする。なお、データ収集は個別配布・個別回収形式であるが、性別と年代に関してサンプル数が均等になるよう、割付を行う。
④主な調査項目:当該テーマの行動実態(利用・消費など)、関連する心理的変数(たとえば自己愛尺度、賞賛獲得欲求、リスク認知など、ユニークネス欲求)、フェイス項目(性別、年齢など)
⑤データ収集(現地調査)の方法:個別配布個別回収形式を原則とする。予算の都合によっては、郵送調査なども検討する。
⑥調査の実施時期・調査地・調査員の数:前期の終わり(7月)に調査を実施する。調査地は学内に限定せず、学外の一般人に調査協力を依頼する。調査員は受講生全員(26名)
⑦調査における学生のかかわり/役割:授業担当者はスケジュール管理、学術指導を行い、テーマの選定、文献の収集、仮説の設定、調査実施、データ解析、報告書作成などのすべてにおいて学生主体で行われる。
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