コード EE44-01
系列 系列:人間関係
授業科目 産育の社会学
副題
副専攻 E1
担当者 舩橋 惠子
単位 2
期・曜時 前期 集中講義
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 現代社会においては、家族の中だけで次の世代を産み育てることは、「構造的に困難」になってきている。
 この講義では、ヨーロッパの少子高齢化先進国の経験(特に、フランスとスウェーデン)をふまえながら、なぜ困難になってきたのか、どのような制度形成が必要なのかを具体的なデータに基づいて考えていく。
課題・評価
 授業中に行う小テスト(60%)と期末レポート(40%)で評価する。
テキスト
 舩橋惠子『育児のジェンダー・ポリティクス』勁草書房
 松岡悦子編『産む・産まない・産めない』講談社現代新書
参考文献
 授業中に紹介する。
受講生への要望
 出産や育児のあり方が、いかに社会的に規定されているかということを、皆さん自身の切実な問題として考えてほしいと思います。理由なき遅刻・欠席には厳しく対処します。
授業計画
1日目―出産・育児と女性
 ・出産の歴史から―今日の病院出産はどのようにしてつくられてきたのか―
 ・出産の医療化・施設化の問題点
 ・助産師のしごと
 ・リプロダクティヴ・ヘルス/ライツ
2日目―育児環境の比較
 ・「構造的な育児困難」社会
 ・育児とジェンダーの比較社会学
 ・スウェーデン
 ・フランス
3日目―3カ国調査から
 ・「夫婦で育児」の4類型
 ・平等主義タイプヘの移行過程
 ・世代間変動
 ・家族戦略と社会政策
 日本とフランスとスウェーデンでフィールド・ワークをしたときの資料を示しながら、具体的に考えていきます。討論の時間も設けますので、積極的に発言して下さい。

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