コード EB25-01
系列 系列:人間関係
授業科目 社会心理学特講15
副題 (社会とメディア)
副専攻 E1
担当者 藤森 研
単位 2
期・曜時 後期 金5
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 新聞を主にした日本のメディアの「過去・現在・未来」を考える。昭和の戦争と新聞の責任、戦後の日本社会とメディアの役割を検証し、今のメディアにはどんな問題があるのか、どう変わって行けばよいのかを、読み手の立場を重視しながら、一緒に討論したい。それはまた、私たちの日本社会の「過去・現在・未来」を考えることでもある。
課題・評価
 期末に、レポートか、筆記試験のいずれかをする予定。
テキスト
 特にない。そのつど、資料を配れたらと思う。
参考文献
 原寿雄編『市民社会とメディア』(リベルタ出版、00年)
 原ら編『報道の自由と人権救済』(明石書店、01年)
受講生への要望
 メディアとともに、今の社会をどう見るかを、自由に議論したい。そのためにも、一紙でよいので、新聞はできるだけ読んで来てほしい。
授業計画
1.メディアは必要なのか
   新聞とは、ジャーナリズムとは何か
2.私の取材体験の中から
   感動したこと、恥ずかしかったこと
3.日本の近現代史と新聞
   戦争へ向かう時のメディアイベントの隆盛
4.1945年にメディアは、どう変わったのか
   継続の面と、断絶の面
5.日本の戦後社会と、新聞やテレビのとったポジション
   いま私たちは、戦後第3期に入ったのか
6.新聞報道の実際
   特ダネ競争、記者クラブ、帰納法的な取材
7.報道と人権
   匿名の論理、実名の論理。あなたは?
8.テロとメディア
   言論の自由とは何か。小さな経験も交えて
9.憲法と新聞
   各メディアは、憲法改正にどんな立場を選択したか
10.社説の作られ方
   論説委員室の日常
11.ワークショップ・新聞整理部
   ニュースバリューを判断する面白さ、その実験
12.まとめ

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