コード DF91-01
系列 系列:西洋史
授業科目 ラテンアメリカ史
副題
副専攻 D3
担当者 箕輪 茂
単位 4
期・曜時 通年 木2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 現代ラテンアメリカ社会を形作る歴史的背景を理解することが本授業の目的です。高度な古代文明が花開き、植民地時代から地域で重要な位置を占めて来たメキシコを主たる事例として取り上げ、各時代の社会構造や統治機構、思想的潮流などの特徴を概説し、ラテンアメリカ全体の共通性と地域ごとの差異についても考えてみたいと思います。
課題・評価
 学期末の筆記試験によるが、授業中に数回作成してもらう予定のリアクションペーパーも加味します。
テキスト
 特になし。
参考文献
 国本伊代『メキシコの歴史』(新評論)
 国本伊代『概説ラテンアメリカ史』(新評論)
受講生への要望
 ラテンアメリカに関する予備知識は必要ありません。興味を持ったテーマについて、講義に加えて参考文献などを通じて積極的に学習を進めてください。
授業計画
 詳細は未定ですが、次のテーマに沿って講義を進める予定です。
1. 古代文明の興亡
2. 新大陸「発見」(1492)とスペイン人の植民地建設
3. 植民地体制と植民地社会の特徴
4. 独立運動の展開と国民国家建設
5. 独立後の自由主義勢力と保守勢力の対立
6. 近代化の進展と社会における矛盾の拡大
7. メキシコ革命(1910):民主主義と社会正義を求めた闘争
8. 革命の制度化:安定した一党支配体制の確立
9. 一党支配体制下での社会経済発展と政治的民主化を求める動き
10. 経済危機(1982)と革命理念の放棄:71年ぶりの政権交代へ

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