コード
DD18-01
系列
系列:東洋史
授業科目
中国近世文化史
副題
(明清の生活文化における女性)
副専攻
D2
担当者
仙石 知子
単位
2
期・曜時
前期 金2
対象学年
1(B)・2・3・4年
特記事項
授業概要
本授業のキーワードは「中国近世の女性」です。中国の「近世」とは、宋代から清代の約1000年あまりの時代をいいますが、中でも明清時代は女性観が大きく変容した時代で、中国女性の歴史において重要な時代です。授業では、明清時代に書かれた裁判記録・小説・随筆などから、当時の社会の様子や女性の生活文化について考えていきます。
課題・評価
授業への出席状況および課題レポートによって総合的に評価します。
テキスト
テキストは使用しません。適宜、プリントを配布します。
参考文献
必要に応じて授業中に提示します。
受講生への要望
中国語論文も数篇読む予定ですが、中国語にあまり自信がなくても大丈夫!肝心なのは関心と意欲です。一緒に資料を読み進め、近世の女性の生活を解き明かしていきましょう。
授業計画
1.中国近世史入門-時代と地域の特徴
2.唐宋時代の女性と家族
3.元雑劇からみた元代の女性観
4.明清時代の女性と婚姻-結婚適齢期と結婚儀式
5.女性の再婚と離婚および貞操問題
6.宗族の継嗣観からみた理想の女性
7.童養媳という習俗からみた明清社会
8.贅壻・招夫-入り婿結婚のあり方
9.家庭内における妻と妾
10.明清時代の女性と家族
-男児と女児の扱いの違いからみた女性
11.明清時代の女性と習俗
-中国の神様はなぜ男?棺桶から抜け出るお化けはなぜ女?
12.女性の名からみた中国近世における女性の地位
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