コード DD12-01
系列 系列:東洋史
授業科目 中国近代史
副題 (中国憲政の歴史)
副専攻 D2
担当者 味岡 徹
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 中国では19世紀末、日本より少し遅れて憲政実施の気運が高まり、1920年代に最初の憲法が制定された。しかしその後の憲政の歩みは日本とは全く異なるものとなった。本授業の課題は、100年来の中国憲政の歩みをたどることを通じて近現代の中国社会の特殊性を考えることである。
課題・評価
 1回のレポート提出と1回の筆記試験を課し、その評価を主にしつつ、出欠、研究論文の紹介作業などを加味する。
テキスト
 テキストは使わず、プリントを配布する。
参考文献
 授業の際に必要に応じて紹介する。
受講生への要望
 教室内では携帯電話・PHSに触れず、また音が出ないようにして下さい。
授業計画
1.清末の憲政運動(1880年代-1911)。
2.中華民国の誕生と国会制度(1912-1916)。
3.憲法の制定と国会の廃止(1916-1926)。
4.省議会の活動と省自治運動(1912-1928)。
5.国民党統治下の中央民意機関(1928-1945)。
6.省県自治と戦後の憲政実施(1929-1949)。
7.人民共和国初期の「共同綱領」体制(1949-1954)。
8.「党治」と人民代表大会制度(1954-1982)。
9.82年憲法と中国憲政の現状(1982-2000年代)。
*講義以外に、研究論文を数篇読む。
*映画ビデオなどの視聴覚教材も数回使用する。

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