コード
DA71-01
系列
系列:史学共通科目
授業科目
外国史概説Ⅰ-1
副題
(現代中東とクルド人問題)
副専攻
D2
担当者
山口 昭彦
単位
2
期・曜時
前期 月4
対象学年
1(A)・2・3・4年
特記事項
授業概要
この授業では、具体的事例に則しながら、外国史を学ぶための基本的視角を身につけ、歴史的な観点から現代世界を見る眼を養うことを目指す。本年度は「国家と民族」という視点から、国家が民族というものとどのように関わってきたのかを中東地域を例に考える。
課題・評価
期末試験による。
テキスト
授業中に資料を配布する。
参考文献
授業中に紹介する。
受講生への要望
授業計画
多様な民族が暮らす中東地域において、歴史上、民族間の共存がどのように図られてきたのか、またそれが現在どのような危機に直面しているのかを、クルド人問題を事例としながら検証する。この問題の形成過程をたどることで、前近代から近代、さらに現代へと時代を経るなかで、中東地域の政治体制や社会統合がいかなる変容を遂げたのか、そして今後どのような方向に向かうのかを考えることができるだろう。
以下のような予定で講義を行う。
1 前近代オスマン帝国支配下のクルド社会
2 オスマン帝国の近代化とクルド社会の変容
3 クルド・ナショナリズムの萌芽
4 第1次世界大戦とオスマン帝国の解体
5 トルコ共和国の成立とクルド人問題の発生
6 1980年代以降のクルド人問題の展開
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