2007 syllabus

コード	CF21-01
系列	系列：日本語教育学
授業科目	日本語教授法Ⅱ　Ａ
副題	（日本語教授法の理論と実践　Ａ）
副専攻

担当者	海野　多枝
単位	4
期・曜時	通年　月3
対象学年	3･4年
特記事項

授業概要

　まず、外国語／第二言語としての日本語の授業を組み立てる上で枠組みとなる重要概念と、基本的教授手法を理解する。その上で、具体的な日本語教科書を取り上げ、受講者が教授内容の分析と教授活動の考案を試みる。これらの活動を通して、日本語教授法の理論と実践への理解を深めることがねらいである。

課題・評価

　以下によって総合的に評価する。
前期：出席、発表、課題提出物、前期末試験
後期：出席、グループ発表、発表評価、後期末試験

テキスト

　『Japanese for College Students』（ＩＣＵの日本語）初級１（テキスト）国際基督教大学／著　講談社インターナショナル　3,200円

参考文献

　授業時に提示する。

受講生への要望

　授業は演習形式で行うため、受講者による発表、グループ作業、課題の提出等が課される。受け身でなく積極的に参加してほしい。また、使用する日本語教科書には簡単な英文が使われているため、予習時に辞書を引いて読解ができる程度の英語力が必要となる。

授業計画

前期：基礎編
１）総論：代表的な外国語教授法の基本原理、シラバス論、教授手順を概観し、日本語の授業計画の際に指針となる重要概念と教授手法を理解する。講議、ビデオ視聴を含む参加型ワークショップ形式で行う。
２）各論：具体的な初級日本語教科書を取り上げ、その内容を演習形式で検討する。また、１）で概観した枠組みをふまえて、想定される教授方法を分析する。
３）１、２の作業を踏ふまえて、夏季休業中に、受講者各自が課題（教材の内容分析と教授活動の考案）を遂行する。
後期：応用編
　前期の課題の成果をグループごとにまとめ、デモンストレーション形式で発表する。他の受講者は、基礎編をふまえて、発表内容を評価する。
　以上の内容を通年を通してカバーする予定であるが、具体的な活動の種類や扱う内容の配分は、受講者数に応じて調整することがある。

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