2007 syllabus

コード	CB72-01
系列	系列：日本文学
授業科目	近代文学研究Ⅱ
副題	（レトリックで読む文学）
副専攻	C1

担当者	大塚　美保
単位	2
期・曜時	後期　水3
対象学年	2･3･4年
特記事項

授業概要

　rhetoric（レトリック）とは「修辞」、いいかえると「言葉による表現に特別な効果を発揮させるテクニック」のことです。文学は言葉の芸術ですから、レトリックについての知識を持つことで、文学作品に対するあなたの理解力、洞察力は飛躍的に高まることでしょう。文学に限らず、日本語学や言語学に関心のある人も歓迎します。

課題・評価

　期末筆記試験、出席、課題提出(学期半ばに１回)による。

テキスト

　とくに指定せず、プリントを配布。

参考文献

　佐藤信夫『レトリック感覚』『レトリック認識』(ともに講談社学術文庫)

受講生への要望

授業計画

　下記の１～10について、それぞれの基本概念を理解した上で、それらが文学表現において何を可能にし、どのような認識の地平を切り開くものであるかを考察していく。文例には主に日本近代の文学作品を取り上げる。

１．比喩とその種類
２．直喩(比喩その１)
３．隠喩(比喩その２)
４．提喩(比喩その３)
５．換喩(比喩その４)
６．諷喩(比喩その５)
７．象徴
[ワークショップ]比喩収集大作戦
８．対義結合
９．逆説
10．引用

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