コード CB31-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学研究Ⅰ
副題 (柿本人麻呂を読む)
副専攻 C1
担当者 品田 悦一
単位 2
期・曜時 前期 火4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 『万葉集』を代表する歌人、柿本人麻呂の作品を解読しながら、古代の和歌の歴史について考える。歌を歌われるものから書かれるものへと変換すること、言い換えれば文芸に高めることが、人麻呂に課せられた使命であった。この使命はどう成就したか。
課題・評価
 成績評価は定期試験と1~2回の小レポートによって行なう予定。受講生の人数が少ない場合は定期試験ではなく、レポートを課するかもしれない。
テキスト
 伊藤博校注『万葉集 上・下』(角川ソフィア文庫)
参考文献
 随時紹介する。
受講生への要望
 テキストは毎回必携のこと。また、配付資料がかなり多くなる予定なので、専用のファィルが必須である。
授業計画
(1)導入。人麻呂の作歌活動。歌集と作歌について。
(2)人麻呂歌集の1。略体歌に見る恋の種々相。
(3)人麻呂歌集の2。旋頭歌の試み。
(4)人麻呂歌集の3。非略体歌に見る想像と創造。
(5)人麻呂作歌の1。草壁皇子挽歌の政治性と文芸性。
(6)人麻呂作歌の2。吉野讃歌の評価をめぐって。
(7)人麻呂作歌の3。献呈挽歌における視点の重層。
(8)人麻呂作歌の4。石見相聞歌の真実
(9)人麻呂作歌の5。安騎野の歌の奇跡。
(10)人麻呂作歌の6。覉旅の歌八首。
(11)まとめ。

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