コード CA61-01
系列 系列:日本文学
授業科目 日本文学史Ⅰ
副題 (上代文学とその時代)
副専攻 C1
担当者 石田 千尋
単位 2
期・曜時 前期 金4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 7世紀中頃に始まり8世紀後半に至る古代国家の創成期、この国に文学という文化的営為が生まれ、その方法と表現が古代貴族社会の中で模索された。具体的には、それは貴族社会における書く行為によって実践・展開されていった。本科目では、1300年前、文学というフィールドで探り当てられた文字表現の諸相を考察する。
課題・評価
 出席を最も重視し、受講態度、期末レポートとあわせて、総合的に評価する。
テキスト
 プリント配布。
参考文献
 授業の際に紹介する。
受講生への要望
 文学史を学ぶとは、いわばことばの遺跡で発掘作業を行うこと。1300年前の時代そのものに関心をを寄せ、“発見”する喜びを感じられるよう取り組んでほしい。
授業計画
 主として『万葉集』に収載された歌に注目し、次のようなテーマに沿って一首一首の文学史的意義や主題などを探りつつ、それぞれの歌の理解と観賞を深めてゆく。

1.自然へのまなざし
2.旅―望郷と孤愁―
3.恋の発見
4.命のかたちと死の嘆き
5.歌の“現場”としての宴

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