コード AN14-01
系列 系列:キリスト教学Ⅱ
授業科目 キリスト教学Ⅱ-4
副題 (対話的霊性の探究)
副専攻
担当者 崎川 修
単位 4
期・曜時 通年 火2
対象学年 3・4年
特記事項

授業概要
 キリスト教の霊性の本質を「対話的」なものとして理解することを通じて、イエス・キリストの教えの根幹である「他者への愛」の人間論的な意味と現代におけるその可能性を探究する。
 前期においては、対話的地平として経験される世界を人間相互の「愛」の生成のうちに見渡し、後期においては「暴力」や「絶望」との対峙を通じて、より垂直的な視点から「人間」の概念を受け取り直すことを試みたい。
課題・評価
 出席、リアクションペーパー、期末レポートなどを総合して評価する。
テキスト
 プリントを配布する。
参考文献
 講義内で指示する。
受講生への要望
 授業時のみならず日常生活のなかにおいても、他者そして自己自身に真摯に向き合いつつ「霊的」な生き方への意識を養ってほしい。
授業計画
前期
・人間とは何か
・キリスト教の人間観
・聖書の中の人間
・イエスを通じた人間理解
・他者への愛
・エロスの成熟
・対話的地平とその限界(ブーバー/レヴィナス)
・死とアガペ

後期
・ヒューマニズムの危機
・無神論とニヒリズム
・暴力の中の人間
   アガンベン『アウシュビッツの残りのもの』
   フラナリー・オコナーの小説世界
・霊的人間観の再調律
   キルケゴール/ブレッソン/ウィトゲンシュタイン
   ドストエフスキーと対話的霊性

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