2006 授業計画(抜粋)

コード JH52-01
系列 系列:教育学・初等教育学
授業科目 教育学演習2−2
副題 「市民性」を育む学び  
副専攻 教育学副専攻  
担当者 澤野 由紀子  
単位 2
期・曜時 前期 火2  
対象学年 3年  
特記事項 

授業概要
 21世紀は「市民の時代」といわれ、NPO活動、ボランティア活動などの市民活動に取り組む人が増加し、そうした市民や団体が連帯した様々なネットワークが形成され、市民と行政との協働も盛んになりつつある。こうした参加する市民の素養としての「能動的市民性(active citizenship)」はどのようにして育むことができるのか、具体的実践事例にもとづき検討する。
課題・評価
 発表、討議への参加度、レポートなどにより総合的に評価する。  
テキスト
 プリントを配布する。  
参考文献
 プリントを配布する。  
受講生への要望
 参加型学習の手法ならびにフィールドワーク、インタビュー等の質的調査の技法についても学びながら、自ら設定した課題への取組みに応用してほしい。
授業計画
1.今求められる「能動的市民性(active citizenship」と「社会的資本(social capital)」としての市民の信頼とつながり(ネットワーク、NPO等)について学ぶ:講義と共通文献の講読
2.市民性を育む学びのケース・スタディー(例えば次のようなテーマにより、国内外の学校教育・生涯学習における事例を受講者が各自で捜し、調査を行う)
・東京都品川区の小中学校における「市民科」
・欧米の学校における市民性教育プログラム
・ボランティア体験学習、サービス・ラーニング
・学校外の青少年活動における市民性育成
・地域の様々な問題に取り組む市民の学習
・学習する組織としてのNPO、市民団体等
・地域の子育てネットワーク
・バリアフリーのまちづくりと市民の参画
・ボランティアに取り組む人々に求められる資質能力
3.事例調査報告(ゼミにおける口頭発表および最終報告書の執筆)

University of the Sacred Heart, Tokyo