授業概要 |
20世紀末に相次いで行われた教育職員免許法の改正は、教師の「資質」向上を目的とするものであった。教師における「資質」が、「後天的に形成可能」(教育職員養成審議会)であるとされるとき、その在り方を追究することはとりわけ重要である。本講は、特にこの課題を中心に据えてその本質的あり方について講じることとする。 |
課題・評価 |
期末試験を基本とする。 |
テキスト |
岩本俊郎編『教育学への道」文化書房博文社 |
参考文献 |
勝田守一編『現代教育学入門』有斐閣 |
受講生への要望 |
講義内容を手がかりに、教職の特質について思索を深めて行くことを特に要望する。 |
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授業計画 |
序 論 ・現代日本の教師・子ども・学校 1.戦前日本の教員養成 ・教師「聖職者」論の問題 ・師範学校の問題 2.戦後日本の教員養成 ・開放制の原則について ・改正教育職員免許法の問題 3.教師の「資質」について ・教師における研究の特質 ・教師における「資質」の捉え方 4.まとめ ・教師の「資質」向上を求めて
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