授業概要 |
認知心理学のテキストと論文(邦文、英文)を読み、全員で質疑応答、討論を行うことにより、(1)認知心理学の基礎的知識、(2)各人の関心領域の専門的知識、(3)認知心理学の論文を読みこなす能力、を養うと同時に、指定された2種類の課題実験のリサーチアシスタントとなることで(4)実験のノウハウを身につける。 |
課題・評価 |
4回の発表80%、課題実験のリサーチアシスタント活動20% |
テキスト |
行場次朗・箱田裕司(2000)。知性と感性の心理−認知心理学入門− 福村出版 |
参考文献 |
乾ほか編(1995〜6)。認知心理学1〜5 東京大学出版会/森・井上・松井(1995)。グラフィック認知心理学 サイエンス社(詳細はオリエンテーションで示す) |
受講生への要望 |
認知心理学に興味のあること、心理学の実験を行うことが好きなこと、心理学と心理統計法の基礎的知識のあること、辞書を使いながらでも英文を読めることが必要である。 |
|
|
授業計画 |
前期前半はテキストの各章の分担発表、前期後半は関連論文(最低3本)の個人発表を行う。後期前半は各人の関心のある領域の論文(最低3本)の個人発表、後期後半は卒業論文のテーマに関連した個人発表を行う。これらと平行して、授業時間外に指定された課題実験(前期1種類、後期1種類)のデータ収集と分析を行う。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細な内容は、授業第1回目のオリエンテーションで明示する)。 (1)オリエンテーション(レジュメの作成法、発表方法、課題実験の指示、テキスト発表の割り振りなど) (2)認知心理学の論文(邦文、英文)の読み方に関する講義 (3)感覚の多様性/視覚パターンの認知/音楽の認知 (4)感性認知/心的イメージ/注意 (5)記憶/情動の認知/知識と思考 (6)言語認知/社会的認知/知性と感性の認知 (7)多変量データ解析法を利用した心理測定法/ヒューマンエラーとヒューマンインタフェース/これからの認知心理学 (8)〜(12)関連論文の個人発表 (13)前期のまとめと後期のオリエンテーション (14)〜(18)関心のある領域の論文の個人発表 (19)〜(24)卒業論文のテーマに関連した個人発表 (25)授業のまとめ
|
|
|